ネタバレ・感想ありライオンのおやつのレビュー

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良かった
ネタバレ
2025年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死とか病気を泣かせるアイテムに使うような小説は嫌いで、この小説もあらすじで避けていたけれど、何かとおすすめで目にするので読んでみた。初めての作家さん。とても読みやすい文章で、感動の押し付けがましさがなくて、読んでいる間自分も死とか人生に一緒に向き合えるような時間だった。
お父さんが来てくれたシーンが一番泣けた。妹もお父さんのお嫁さんも良い人で良かった。もっと早くから和解していたら良い関係になれたのにとこっちまで悔しくなったけれど、そう感じることがこの小説が伝えたい事なのかとも思った。きっと死を目の前にしなければお父さんの家族は受け入れられなかったのかもしれないね。
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素敵な本です!
2024年9月1日
読んだあと心温まります。涙ぼろぼろでした。
食事=楽しみ。最期の時までそう感じさせてくれる素敵な本でした。
自分も職業柄食事を提供する側なので、こうやって食べてくれる方が最期の時まで喜んでくれるおもてなしをしていきたいと思いました。
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幸せに包まれました
2023年3月6日
多分沢山泣くんだろうなと思って、なんとなくこの作品を読むのが怖く買ってから何ヶ月も置いてました。
でもずっと心の隅っこに引っかかっていて、今日思い切って読んでみました。
沢山涙が出たけど胸がぎゅーっと苦しくなるような悲壮感とも違う、迷いやこだわりがスーッと抜けていくような心が軽くなる涙が出ました。
漠然と抱いていた死に際の恐怖感がなくなった気がして、この作品に出会えて良かったと思いました。
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作家名: 小川糸 / くのまり
出版社: ポプラ社
雑誌: ポプラ文庫