本作は藍川氏初期の長編「秘密俱楽部 人妻教育」を、2009年に加筆・改題の上出版されたもの。従ってすでに「秘密倶楽部~」をお持ちの方は注意されたし。内容は、主人公である人妻が、配偶者の弟と道ならぬ関係に陥るというもの。近親であるはずの二人はどんどん深みにはまり、やがて人妻は暴力と倒錯の地獄へと足を踏み入れていく・・・。一冊子を構成させるためにはノーマルなプレイだけを淡々と綴るだけとはいかないのはわかるが、ちょっと過激路線にきりすぎではという感想。少なくとも倒錯ぎらいのやなぎやこ的にはアレルギー反応ものである。「ゆいな」という愛らしい響きの名を持つ主人公が不憫で不憫で。。。