他の方のレビューが★1だったり★5だったり、結構極端だったので、読むのどうしようか悩んだけど、結果的に私は面白かったです。
最初の方で受が攻めに酷い目に合わされるんですが、そんなに重苦しくも痛々しくもないので、あまり読み手の心は痛まないのが良い。うまい具合に書きよる。
それに、割りと早い段階で攻めの皇帝がただの構ってちゃんで、幼少期の愛情不足による試し行為的なやつか、とわかるので、受け同様、私が幸せにしてあげよ!って気持ちになる。愛すべき暴君。
設定もキャラもよき。
中身おっさんの聖女さまも良い味出してる。
それに、挿絵ね!美しい!話の世界観にめちゃくちゃ合ってますわ。
ああ、でもつまんないって思う人は、アレかな。
魔物退治とか派手なイベントないし、終始受けと攻めのやりとり、関係がメインでストーリーというストーリーがないというところに起因するのかもしれないなぁ、とは思った。