このレビューはネタバレを含みます▼
文字で建物を示す電子媒体の地図アプリが普及している時代でもあり、最近ではなかなか紙媒体で地図記号が満載されている地図を読む機会がなかっただけに、懐かしいと感じました。自分は学校では記号の由来についてはほとんど軽い概説的なものしか教わったことがないので、本書にて述べられているそれぞれの由来の話は興味深かったです。明治時代や大正時代からだんだんと記号の種類が増えている状態であり、いかに当時から編集者たちが読み手にとって分かりやすいマークを考案していたのかが、想像できます。