2巻まで読みました。サイレントウィッチの巻末に付いてたためし読みを読んで気になったので購入して読みました。
正直なところ、期待してなかったです。
個人的に好みじゃないと思ったんで。まず、注釈を入れるのは物語の前提を出すものであり、物語の世界に引き込むものではないからです。そして、貴族制と近代科学、陰陽の世界観と八百万って、詰め込みすぎだろと思ったわけです。
注釈は好きになれないけれど、世界観にあり得なさが感じられず融合していて、耽美さが感じられるのはセンスでしょうね。明治の文明と江戸の鎖国感、平安時代のような陰陽や日本の神代みたいな価値観を融合させてるという、普通は絶対無理だろうことを体現している傑作と言えると思います。
センスとか才能がスゴイとしか言いようが無い感じの作品です。