ネタバレ・感想あり流人道中記のレビュー

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1000年続く武士の世
ネタバレ
2024年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ ある罪で流人となった青山玄端。
彼を流刑地に送ることになった若き与力の石川乙次郎。2人での道中、いろんな人と見えながら、玄端の無実の罪を知った中、いいえぬ想いがよぎり、まただからといって、自分の家を守るために、やはり口をつぐむであろうこととで、葛藤する乙次郎。
その乙次郎をさとすように、おつとめをはたす玄端がまた、切なかった。
ラストのほうで、武士として贄となり、また罪障を背負い、なんとも不器用な1人の男としての姿が本当に胸に響きます。
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作家名: 浅田次郎
出版社: 中央公論新社
雑誌: 中公文庫