ネタバレ・感想あり流人道中記のレビュー

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普遍的な問い
ネタバレ
2026年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 武士の面目と法の論理が支配する時代にあって、本作はその窮屈さを鮮やかに裏返す

罪人として護送される男の軽妙な言動は一見すると破天荒だが、その奥には他者の尊厳を見据える確かな倫理が息づいている
道中で交わされる人々との縁は、滑稽味を帯びながらも次第に胸に沁み、やがて静かな感動へと転じていく‥
対照的な若き役人の成長もまた、この旅に確かな厚みを与えていて👌
笑いに包まれた物語でありながら、読み終えたときに残るのは「どう生きるか」という普遍的な問い

時代小説の枠を超え、やわらかな余韻が残る一作
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浅田作品の傑作の一つ!
ネタバレ
2023年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の旗本青山玄蕃は婦人との罪に問われ切腹の命が下るもそれを拒否!、蝦夷松前藩に流罪されることになる。その護送人として選ばれた19歳の見習い与力石川乙次郎との奥州街道の旅で起こる様々な出来事を描いた作品です。

人情の琴線に触れる展開が素晴らしい。すっかり玄蕃ファンになってしまいます。

時代ものが好きな人には必見の小説です。
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作家名: 浅田次郎
出版社: 中央公論新社
雑誌: 中公文庫