このレビューはネタバレを含みます▼
著者がオルタナと定義した音楽、映画、行動などについて語りながら著者の半生も綴ったエッセイです。
音楽については主に歌詞やミュージシャンの逸話で、ヒップホップ、パンク、LAメタル、音楽ジャンルのオルタナ、などが、映画は主に70年代以降の洋画が取り上げられています。
取り上げられた沢山の音楽や映画には注釈がついているのですが、私はヒップホップに詳しくないので、自分が好きなミクスチャー(ロックにラップをのせている)バンドの歌詞の意味を約20年越しにこの本の注釈で初めて知りました(ヒップホップのスラングでした)。ありがとうございます。
著者が若い頃のメディアからくる価値観と最近のメディアからくる価値観を比較する記述がいくつも出てくるのですが、それがおもしろかったです。