このレビューはネタバレを含みます▼
個人的な感想ですが、読んでみて私にはあまりハマらなかったです。まず、登場人物の女性達のキャラがあまり好みではありませんでした。猪突猛進型のガツガツしている感じで、皆同じようなタイプ。花嫁刑事も、容疑者の花嫁の友人(自称探偵)も、その周りの人や被害者の身内とか…皆自分の意見を一方的にしゃべり、何かと決めつけて話す人が多くて読んでいて疲れました。あと、結婚年齢の価値観?みたいなものが、少し時代にそぐわない表現が多かったという印象です。例えば…一話目では「誰かの結婚式に出席するのか?確か◯◯はもう四十過ぎだ」とか、次の別の話でも「◯◯はもう四十…結婚して半年ほどしか…」等と、何かと「もう四十(歳)」というワードが出て来て、まるで四十過ぎて結婚するのが珍しい事(それも男性が…)であるかのような大袈裟な表現が多々あり、いつの時代の価値観なんだろう?これはだいぶ昔に作られたお話なのかな?と思ってしまいました。(一番後ろのページを見ると去年に初出されたもののようで驚きました…)また、一話目のお話ですが…事の発端である悲劇の原因がとても気持ち悪く、嫌悪感ある話でした。そして何より…一話目も二話目も、どちらのお話も終わり方がスッキリしませんでした。一話目の悲劇の元凶は逮捕されるわけでもないわ、二話目の犯人は死んでしまうわ…。「ユーモアサスペンス」との事ですが、私にはいまいち、その「ユーモア」が伝わりませんでした。