ネタバレ・感想あり不気味の穴 恐怖が生まれ出るところのレビュー

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伊藤潤二の恐怖はどこから来るのか
ネタバレ
2026年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 伊藤潤二という作家の恐怖は、突飛な怪異そのものよりも、「日常が少しずつ異界へ侵食されていく感覚」に宿っているのだと、本書を読むとよく分かる
創作論や半生を語る文章は穏やかな口調なのに、読み進めるほどに思考の深部へ引き込まれ、不思議と背筋がざわつく‥
とりわけ興味深いのは、登場人物を過度に作り込まないことで、読者自身が恐怖の世界へ入り込みやすくなるという発想‥あの独特の不安感の正体に触れた気がした
ラフスケッチやネーム、幼少期の漫画なども収録され、巨匠の“原点”を辿れる贅沢さも嬉しい👌

ファンにとっては創作の裏側を堪能できる一冊であり、未読の人にとっても「伊藤潤二の恐怖はどこから来るのか」を知る入口として強く薦めたくなる
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