このレビューはネタバレを含みます▼
本書において「絶滅危惧路線」として紹介されている数々のローカル線の現状を知ると、こうした鉄道を未来へ残していくためには我々はどのように動くべきなのか、深く考えさせられます。現に既存だった鉄道路線を廃線としてバス路線に置き換えている場所も増えているなかで、そのままの形で鉄道を維持していくためには、やはり観光客誘致や乗客需要の増加が必須になってきているのだと感じました。自分としてはやはり、例えば小幌駅における成功例のように、自治体を含めて皆が一体となった存続への取り組みをすることが、重要になるのではないかと思います。