このレビューはネタバレを含みます▼
伊藤野枝の生まれ、家庭環境もありますが、何かを成し遂げたい。文才があり、勉学がしたい、誰よりも努力し、自分の信念を曲げず、嫌なものは嫌と言えるその強さが際立ちます。
ただ、大正時代、女性の地位は高くないですし、父母、夫のいうことはきくもの、女性が勉学などという思想が根強い中、かなりの反発もうけたでしょうし、生半可な覚悟ではなしえなかったと思います。
何回か結婚してますが、大杉栄との出会いもその後の人生を左右します。憲兵に追われながらも、決して屈しない2人。あまりにもひどい最期が胸をうちます。ドラマにもなっているので、本を読むのが大変な場合はそちらをみてもよいかと思います。