ネタバレ・感想あり透明な夜の香りのレビュー

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薫る言葉
2024年8月9日
香りのように周囲をふんわり漂う様々な言葉とそれぞれの秘密を抱える登場人物たちがとても魅力的な一冊。

作品の舞台となる洋館や穏やかに流れる非日常が波紋のように自身の中に一滴一滴沁み込みました。言葉なのに薫る錯覚をし、記憶に焼きつくシーンが多くあります。一文字一文字を噛み締めたい作品で読み終わってしまうのがとても惜しかった。読み終わった後の余韻も素晴らしい。
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作家名: 千早茜
出版社: 集英社
雑誌: 集英社文庫