映画の宣伝文句の『彼女には秘密が、、、』が気になり主演のニノと波瑠さんが頭の中で演じているように読んでみました。ラブストーリーでありながら、悟の友人の品のない会話と、どこかお笑いめいた内容を不思議に思って読んでいたら、あ!この作者は元?お笑い芸人のビートたけしだった!と思い当たりすべての❓が腑に落ちました。物語が進んでいくにつれ、品のない友人たちや、悟の職場の調子のいい上司同僚達の、実は見えなかった心のあったかさのギャップに、不覚にも泣かされてしまいました。最後に悟のとった結論も、本当に心が欲するものは、その人にしか価値はわからないんだなと思えるものでした。久しぶりにキレイな物語を読んだ気がしました。