ネタバレ・感想あり冷徹御曹司の剥き出しの渇愛～嫁入り契約した薄幸OLが幸せになるまで～のレビュー

夏雪なつめ逆月酒乱

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速い画家さんさん

(女性/40代) 総レビュー数：2176件

なんて不器用な二人

ネタバレ

2025年7月7日

このレビューはネタバレを含みます▼ どちらも臆病で不器用な二人。
ヒロインは人生の中のこれでもかという程の不運に次々に遭ってしまう。そして、ヒーローとの出会いから、お互いに第一印象は最悪で。しかし、お互いに一緒に過ごしていくうちに、お互いに相手の良いところを見つけるようになり、惹かれていく。悪意に泣くヒロインを慰めたり、自分の友人にさえ嫉妬して警戒する不器用ヒーロー。そして、悪意あるヒーロー兄の言葉に傷つき、妻として証が欲しいヒロインはヒーローを押し倒すも、拒絶される。悲しくて仕方ないヒロイン。ギスギスしているところに、ヒーロー友人からの旅行のプレゼントが。そこで初めて結ばれる二人。ヒーロー兄の言葉は、ヒーロー小学生の時の話で。まんまとヒーロー兄の悪意に振り回された形のヒロイン。そのまま幸せな生活が待っているかと思いきや、なんとヒロイン父親が借りたお金をヒロイン母親に頼んで用意してヒーローに返済する。そこで、ヒーローが結婚届を出したと言う言葉が嘘だったことが分かり、ショックを受けるヒロイン。そして、ヒーローに引き留めて欲しくて問いかけるも、ヒーローに好きにしたらいいと言われ、その程度の関係だったとショックを受けたヒロインは目の前で結婚届を破き、翌日には家を出る。そして、どこに行くかウロウロしているところに変な男性にしつこく声をかけられているところをヒーロー兄嫁に助けられて、話を聞いてもらうことに。そして、勇気を出して、自分の気持ちを伝える決意する。そして、父親に連絡し、約束を取り交わす。約束の時間に行くとなんと何故か違う時間に約束していたヒーローがいて、立ち聞きすることに。ヒーローは真摯にヒロインを好きだと、結婚を許してほしいとヒロイン父親に頭を下げる。思いがけないヒーローの言葉に感激するヒロイン。立ち聞きしているのがバレていて、ヒロインもヒーローに答えることに。全てはお金を返済した途端にギクシャクしだした二人への父親からの荒療治であった。そしてその日のうちに入籍し、半年後に母親の思い出の着物で結婚式に挑むヒロイン。ヒーローがヒロインの為にヒロイン母親を説得してくれて、ようやく母親と再会し涙する二人。そんな二人にさらに涙するヒーロー父親。ヒーロー父親からもヒーローへの謝罪があり、これからの家族の明るい未来が予想出来る終わり方でした。

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つきひとさん

(男性/50代) 総レビュー数：3件

想いが詰まった色打掛が時を経て幸せを繋ぐ

2023年10月14日

こんなにも幸薄いヒロインは見た事が無く、お話の冒頭では同情しかありませんでしたが、紬の明るい語り口と、テンポの良い展開で、楽しく読み進める事ができました。しっかり者として育てられた二人ゆえの落とし穴。自制心が邪魔して、伝えたい事が伝えられないもどかしさに、終始モヤモヤさせられますが、とっておきの色打掛が、物語のラストで貴女の心をパッと晴らしてくれます。秀作。

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のりさん

(女性/30代) 総レビュー数：30件

ヒーローの愛が深かった！！

2023年7月11日

最初は冷酷なヒーローだなと思いましたが、ヒロインのことを気になりだしてからはどんどん愛が深くなっていって…。表面上じゃない愛を見せてくれたヒーローがすごくかっこよかったです！不幸に見舞われたヒロインでしたが、このヒーローなら絶対幸せにしてくれると思えました(T_T)

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Al さん

(女性/50代) 総レビュー数：1185件

ヒロインが短慮

ネタバレ

2023年9月15日

このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローは寡黙で、実直、だけど自分の気持ちを素直に表せない男性。ヒロインは、しっかり者で可愛げのない性格。と言う設定なのですが、ヒロインが短慮で、もう少し考えてから動こうよ、と思う事が多くイライラしました。どこがしっかりものなんだか😔。2人が、思い合うようになった家が過程も少し短絡的すぎて、ヒーローの言動にはキュンとしましたが、いまいち楽しめませんでした。

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ぼた餅さん

(女性/－) 総レビュー数：3325件

どっちもどっち

ネタバレ

2024年6月30日

このレビューはネタバレを含みます▼ 元カレに全財産盗まれ、実家の負債を負い、という怒涛の不幸が押し寄せるヒロインと。
そんなヒロインを拾って妻にした御曹司ヒーロー。
というあたりは、TＬの鉄板で面白くはあったのですが。
とにかくこのヒロインが浅慮で魅力がなく、秘密主義だし、結婚してるのに旦那に黙って他の男と食事に行くし。
ヒーローもデート？に、「女従業員でも誘うか」と冗談でも洒落にならない事を言うし。（リアルでこんな事を言われたら、グーパンです(笑)）
敵対する兄は、ヒロインを強○しようとするようなスパイを送っておきながら、「ごめん」の一言で終わり、更には嫌味三昧なのに罰せられず。
現実には無理でも、小説なんだから家財道具貯金一式を盗んだ元カレには、制裁して欲しかった。
イライラする恋愛物としては成功しているけど、勧善懲悪のスッキリ感はないです。

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作家名：夏雪なつめ / 逆月酒乱

ジャンル：ライトノベル恋愛・ロマンス小説

出版社：スターツ出版

雑誌：ベリーズ文庫

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