ネタバレ・感想ありTS衛生兵さんの戦場日記のレビュー

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めちゃ泣くし、熱い。名作。
ネタバレ
2026年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ リアルな戦場の話なのでめちゃくちゃ人は死にますが、それを超えて胸が熱い。
多分、第一次大戦のフランス・ベルギーの塹壕戦を参考に書かれているのか。
とても悲惨でリアルで、けれど魔法のある世界なので現実世界よりは盤面の逆転要素が若干多い。その塩梅が素晴らしいと思う。

主人公も含め、とにかくキャラクターが皆、尊くて魅力ある。
戦場できらめく強烈な生命力というか、一瞬一瞬の輝きがすごい。(語彙力)
反戦色があるわけでも、逆に戦争美化があるわけでもなく、ただただ過酷で、その中の人々の生き様が凄まじい。

こんなに泣いた作品もないし、それでいて、作者さんの独特なコミカルな感性もあって全然湿っぽくなくて飽きない。
個人的に、なろう系作品の中の神作ベスト3の1作です。
リアルな戦場に生きる無力な少女衛生兵
ネタバレ
2025年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼女戦記のような過酷な近代戦が行われている世界で生きる、ほとんど何のチートな能力も持たない平凡な一衛生兵の少女の戦記です。
戦闘の様式は、多少魔術的な要素がありますが、航空兵力はなく、戦車もなく、イメージとしては日露戦争レベルの近代戦に近い。それだけに、戦場の様子は極めて凄惨な塹壕戦が展開されています。
元は日本の男性が異世界の少女に転生して孤児院に育ち、能力を見出されて軍に志願するというストーリーの骨格、過去に生きた主人公の物語に戦争終結後の現在の視点が挟まれる手法なども幼女戦記に似ています。
ただ、周囲の主要な登場人物は、次々と戦死していきます。主人公を取り巻く環境は、幼女戦記よりも過酷です。
主人公である無力な15歳の少女と過酷な戦場の救いようのない展開とのギャップが極限状況を際立たせます。
キツイけれど読み応えはあります。
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作家名: まさきたま / クレタ
ジャンル: ライトノベル
出版社: KADOKAWA