このレビューはネタバレを含みます▼
いとこの年下受は毒舌ながら、昔から攻に甘えます。攻は意識しつつも自分の気持ちを抑え、受が高校1年の夏休み前にかけてくるけどすぐ切れた電話を最後に疎遠に。お互い社会人になって再会して飲みに行くと、受にバイであることと気持ちとを言い当てられ動揺。黙っている代わりにワンナイトを迫られ、その後セフ◯のような関係になりますが…。前半は攻視点、後半に受視点。前半だと受が捻くれてると感じますが、後半を読むと攻に一途で必死だったことがわかります。昔から変な人に狙われがちで親が離婚、高校1年で先輩にレ◯プされそれを先生に闇に葬られ…と大変だったのであざとくもなるかと。そんな中常に自分の味方だった攻への気持ちを自覚するけど、それは先輩に穢された後。攻の声で死ではなく生への執着を取り戻した時を自分に置き換えたら、過激なまでの報復も理解できる気がしました。攻も優柔不断でどうするのかと思っていたら、後半で男気を見せます。後半は受視点でヒリヒリしていたので、攻の行動かつハピエンにほっとしました。