このレビューはネタバレを含みます▼
列車旅行記としての性格が感じられる文のみならず、原稿を書くにあたっての裏話や個人的な記憶あるいは思い出話など、様々な話題にも触れられており、面白くユニークな内容だと思いました。また読者層も実に幅広い年代で獲得していたということを知って、何歳になっても好きなものは好きなままでいて良く、語ることは決して恥ずかしいものではないのだと感じました。車内のグランクラスや特別席は私自身は利用したことがないのですが、おおよそどのような雰囲気であるかが想像できて楽しかったです。個人的には久留里線にいつか乗ってみたいと思いました。