深かったです。
人間の醜さが蔓延った救いようのない闇を、キャラの覚悟が強烈に照らすような作品でした。
かつてのコロナ禍、大変な苦労をされながらも、使命感を頼りに力の限り奔走してくださった医療従事者の方々を思い出しました。
びっくりしたのが、作者の守野先生がこちらのお話を書かれたのが高校時代ということ。世の中の汚い部分て、思ってた以上に若者にバレているんだなぁと感じました。
悲惨な経験をしたキャラが沢山出てきますが、それぞれが自暴自棄に闇落ちせず、全力で矜持を全うしているのが眩しいです。全体的にシリアスですが、ギャグパートもちょいちょいあって適度に休憩できました。
好きになったキャラは、後半に出てくるハリス上薬一師というお爺さん薬術師です。ゴン太な信念と絶妙なボケが完全にMVPでした!