治安がよく、あんまり問題も発生せず。人の悪意とかも無いところ。現代日本との違いは、10歳そこそこで働けるところか。普通にコツコツとがんばれば、底辺から抜け出せる物語な感じだけだけど。
いや、そんなに甘くはないよね?って思うのは僕の心が汚れているからかもしれんが。
がんばったら、抜けられるっていうなら、底辺にいる人たちはがんばっていないからということになるけれど。そんなことはないと思うんだ。
普通ならできないくらいがんばって、絶対這い上がるってやって、他の人からみて絶対真似できないくらい、あの人が這い上がるのは当たり前くらいがんばってるならわかるんだけど。
この作品の主人公は、まだ普通のがんばりの範囲だと思うんだよね。だから、運がいいだけ感がどうしてもあるというか。
普通に読めるんだけど。個人的には、この主人公が他の人より幸せになるべきとか、うまくいくべきっていう納得があまり無いのであまり面白くなかった。