このレビューはネタバレを含みます▼
基本的には同じ駅の駅舎を、建て替えられる前の姿と建て替えられた現在の姿とでそれぞれ比較している、面白い書籍だと思いました。中でも大都会などに位置している駅にはわりと五十年以内の短期間スパンで建て替えや増床、あるいは再開発などが行われている所もあり、どんどんと現代的に変化していく様子を見ていると、時代の流れを意識せずにはいられません。現役の駅舎のすぐ近くに、(今は使われていない)昔の鉄道施設がそのまま立地している例はそう多くないので、もしこうした新旧のものを同時に一枚の写真として撮れる貴重な現場を見つけたら、ぜひ撮影したいと思いました。