ネタバレ・感想ありポアロのクリスマス〔新訳版〕のレビュー

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同情できない被害者
ネタバレ
2025年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ポアロシリーズというかアガサ作品にはよくあるけど、この人が犯人か?いや実はこの人が…とコロコロ容疑者に焦点が当たり、この人が犯人だったの!?という流れが今回は特に強烈に感じた。
被害者は大金持ちの老人。彼の遺産相続を巡ったトラブルが動機かというよくある始まりだが、今回のおじいちゃんは特に性格が悪い。クリスマスなのに事件せいで台無しというのも定番だけど、そもそもクリスマスに家族を集めた目的がエグい。
なんかよく知らんけど一族らしいって子が紛れてくるのもお決まりだけどその裏事情が明かされてく流れで、怒涛の情報量でちょっと待って!と終盤は混乱した。
血みどろ事件で家族関係はドロドロしてたけど何故か最終的にほっこりした空気に。一族を支配できた気でいる意地悪爺が害悪だっただけか…?伏線も豊富ではあったが「な、なるほど?」とちょい戸惑う。おおむね満足な読後感。
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