ネタバレ・感想あり精霊の宿る森~白狼のおれが幸せになるまで~のレビュー

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童話「人魚姫」のようなお話
ネタバレ
2024年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 家族の中でたった1人、精霊の加護を持ち白狼に変化できるルディ。父も母も兄も凄くいい人で甘々です。王族からも信頼されてます。負の感情を抱かないよう家族から大切に育てられたのは、精霊の善悪はルディ次第で怒りや憎しみが昂ると精霊が味方しちゃうそうで…精霊怖い。ルディが国よ滅びちゃえ!と願ったら瞬殺で焼け野原なのかな…
ただ会いたい、完治してから元気か知りたいと思っていた騎士様から、誤解のせいでどんなに酷い扱いを受けてもただ落ち込むだけのルディに私の方が、おいリッカルドー!今何て言った?お前腹立つわ〜話し聞けよ!こらーお前戻ってこーい!何?その扱い!と1人怒り切れまくりました。リッカルドもアーロも思い込みや自己意識が強くて嫌になる。せっかくアルヴィンが忠告や説得しても聞く耳持たずで、この2人はバカだぁ…もっと立ち上がれなくなるザマァが見たかった。ラストで、ルディの生まれて初めての怒りと悲しみの涙に鳥肌が立った。騎士アルヴィン最高!素敵!ルディの美しい白狼姿もイラストで見たかった〜精霊達に祝福される2人のプロポーズシーンには涙が出ました。
まったくイチャイチャエッチは無いですが無くてもいい。読み終わりはホワッと穏やかな気持ちになりました。
作家さん買い
ネタバレ
2023年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらの受けは、不憫受けのBLによく登場する人を憎むとか嫌うとかそういう感情が欠落した救いようのないいい子ちゃんですが、優しすぎるのって度を超すとバカに見えますね。子爵家の次男ごときに最初に「獣くさい」とかディスられてパーティ会場に放置された時点で、「お前、何様?」って一発ぶん殴っていいと思う。侯爵家が舐められて家が侮辱されてるのにだんまりとかちょっとありえない。2度目のお茶会すっぽかされても家族に本当のこと言わないし、使者に貴重な薬まで持たせるお人好しっぷりを発揮。3度目も馬車の中で無礼な態度の時点で普通なら帰るし、その後ずっと無視されて、今度はカフェに置き去りにされた時はなんかもう笑っちゃいました。ルディがバカすぎて。唯一の友達だと思ってたヤツにも利用されてけっこうな暴言吐かれても気づいてませんでしたし、読んでてイライラしました。
攻めとのやり取りよりリッカルドのクソ野郎描写の方が強烈だったので、もっと攻めとの交流が見たかったです。このままでは幸せ成分が圧倒的に足りません。リッカルドとかいうクズの描写より二人の幸せなエンディングをもっと増やして欲しかったです。ざまぁも足りませんし。弟大好き同担拒否強火担みたいな兄がこのまま黙ってると思えません。
たぶんでないと思いますが、続きがあるならいちゃいちゃしたのが読みたいです。
糖度控えめ
ネタバレ
2023年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に最後の最後で幸せになるのですが、それまでが不憫で地味にきついです。だからアルヴィンが色々気づいてくれて行動してくれていたのが読者的に本当に唯一の救いでした。
劇的なざまぁもあまりなく、された仕打ちの割に現実的な着地でちょっとモヤモヤが残ったので結末あたりを3回くらい読み直してスッキリさせました。
2人のハッピーエンドも良かったのですが、ずっと愛してくれた家族が喜んでくれるところとか、その後2人が言葉を交わすところとかも読んでみたかったと思いました。
いや、本当に綺麗に終わったんですけどね。
タイトル通り幸せになった途端に終わってしまい、綺麗に終わり過ぎて純粋に幸せ成分が物足りないと思ったので星4つで。
良い
2024年7月25日
おとぎ話のようで素敵でした。
ただ、もう少し登場人物たちのその後が知りたい。
ページ数が、少ないと思いました。
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作家名: 犬丸まお / うごんば
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: パルプライド
雑誌: ヴィオラ文庫