ネタバレ・感想ありおわかれはモーツァルトのレビュー

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鮮やかな推理
ネタバレ
2026年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ第7作となる本作は、音楽ミステリーとしての醍醐味と、人間の才能をめぐる問いを鮮やかに結びつけた一冊

盲目の天才ピアニストに向けられる疑惑は、芸術家への憧れと嫉妬、世間の好奇心の危うさを浮かび上がらせる
中山七里作品ならではのクラシック描写は今回も秀逸で、演奏の情景がまるで耳元に響くかのような臨場感を生み出しています
そして岬洋介の登場は、長く曇っていた空を一気に晴らすような爽快感があり、その鮮やかな推理に思わず引き込まれる‥
ミステリーとしての意外性はもちろん、才能とは誰のためにあるのかという普遍的なテーマも胸に残る

音楽を愛する人はもちろん、魅力的な名探偵ものを求める読者にもおすすめの作品
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