このレビューはネタバレを含みます▼
誰も幸せにはならず、救いもない、それぞれが一線を超えてしまった若者たちの物語という所感。主軸であった女の子は生活に不自由がないながらも親とは歯車が狂っていて、満たされない想いをふつふつと抱えながらアイドルに没頭する姿はリアル。わかってほしいなんて頼んでないのに、頭ごなしに好きなものを否定されたら悲しいよね。と頭を撫でてあげたくなったりもした。
最後アイドルが自ら、、、な描写も辛い。ひとつボタンをかけ違えた結果どんどん狂っていく様が分かる。
救いはないと言ったけど、もしかしたら自ら絶った2人と殺された1人は救われたのかもしれない。