このレビューはネタバレを含みます▼
「鎮魂」「歌舞伎町ララバイ」が面白かったので、ついでにこちらも手に取りました。
7つの短編集。作品紹介に元芸能マネージャーが描くリアルな芸能界とあり興味が湧いて読みましたが、鎮魂と歌舞伎町〜のパンチが強すぎて生ぬるく感じました。あー、これは読む順番を間違えたなぁ。痛恨のミスです。
芸能界にいれば自分を偽ったり虚栄心に支配されたり、なんとなく想像がつく展開。記憶に残っているお話は「いいね」と「娘は女優」
SNSのやり方を間違えていいねの数を自分の評価だと勘違いする女優の姿に承認欲求とは老いてもなお陥るものかと寒々しい思いになりました。
娘は女優、ラストに思いがけず温かい気持ちになり目が潤みました。この作品を最後に持ってきた構成は大変良かったと思います。
今作は染井作品導入に良いかと。間違っても復讐劇の後には読まないように。正当な評価ができなくなります‥