このレビューはネタバレを含みます▼
一茶について詳しく解説している書籍です。小林一茶と聞いて私が思い浮かべるのは、「大の字に寝て涼しさよさびしさよ」のように静寂な情景の句、あるいは「痩せ蛙負けるな一茶これにあり」のような素朴かつ庶民的な内容の句であり、きっと穏やかな人柄でのんびりと生活し過ごしていた人なのではないかという想像をしていたのですが、実際は家庭の問題で波瀾万丈な生涯を送った人ということを知り、そのギャップに驚きました。また同時に、知らなかった一面を知ることで、より彼の人生観に興味を持つことができました。