ネタバレ・感想あり天使と悪魔の幸せな結婚のレビュー

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腹黒天使×不憫健気悪魔イラストなし
ネタバレ
2024年7月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハピエンです!受けも攻めも転生してます!天使と悪魔が存在する世界の、ある王国が舞台のお話です。天使の加護を受ける王国に攻め入ろうとする悪魔達の、下っ端悪魔(正確には人間といん魔のハーフ)が今回の受けになります。そして国を守護する天使が攻めです。タイトル通り、最後2人は幸せに結婚します!ただそこに至るまでがなかなかにハードでした。///登場時は攻め天使が結構Sっぽくてイジワル?そうで、でも結果とても一途な溺愛で良かったです。そして何より受けの悪魔が健気で本当に善良な良い子で好きでした!///まぁでも、割と…いやかなり受けの子が酷い目にあいます。(悪魔たちからの暴行やモブれ未遂、挙句の果てには磔にされ人間からも憎まれ投石やらなんやら)その過程で、善良な受けちゃんですら悪魔や人間を恨む気持ちが出て来るけど、私はそれが当たり前だと思うし、良い子ちゃん過ぎる受けより良かったと思います。ただ、受けを取り巻く人々は割と良い人も多いので救いはあります!ちなみに攻めも拷問されるシーンがあります。痛々しいけどそこまでグロくはないかと。///文章は読みやすく、世界観もすんなり入ってきますが、設定が少しややこしいです。平行世界が幾つもあって、どうやら受けは転生2回目?攻めは1回?で、1回目の転生前の記憶がたぶん昭和か平成初期くらいの日本なのかな。2人は付き合ってて同棲中で攻めは893。受けの転生2回目は現代日本で、虐められっ子で攻めとは出逢わず若くして死んだ設定なんだと思います。全編受け視点で語られるので、攻めが、前世で付き合ってた子の転生姿が悪魔の受けちゃんだと認識してるかは不明。攻めも前世の記憶あるっぽいのでたぶん気付いてると思いたい。私は勝手に受けが転生2回目に助けたウサギが攻めかと思ってたけど全然違いましたwwその辺ちょっとフワッとしていたので、★-1しました。最後はご都合主義的な終わり方でしたが(とくに天使は禁欲しなきゃ地獄に堕ちるってずっとエチ未遂だったのに、正式に結婚した夫婦のソレは禁欲にあたらないとかw)、私はハピエン大好きなので、完璧なハピエンの為のご都合主義は寧ろ推奨派です!
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作家名: 谷村二十円 / tonoshi
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: パルプライド
雑誌: ヴィオラ文庫