ネタバレ・感想あり武士とジェントルマンのレビュー

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素晴らしい😄
2025年2月24日
作者買いですが、とても感動しました!他のレビューにもありましたが、哲学的でありながらこ難しくもなく、自然と頭に入ってきて自身を振り返ることが出来ます。隼人の痛みに登場人物それぞれの思いや悩みが交差し、後半は自然と涙が出てきました。爽やかだけれど、余韻がいつまでも残るお話です❗
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素敵でした
2024年8月8日
自分が自分であることを受け止める尊さが伝わりました。隼人もアンソニーも栄子さんも頼孝もルリも誠殿も蜜子さんも田中先生も宙も輝も町の人たちも、なんて魅力的なのか!榎田先生の作品は、最後に希望が残るから好き。
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考えさせられる
ネタバレ
2024年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 武士と英国紳士の組み合わせにブロマンスな匂いを感じましたが非BLです。
現代において文字通り「武士」として生きる隼人と日本語が堪能な英国紳士アンソニー。
お話は英国紳士をホームステイさせる事から始まりますが、「武士登録制度」という設定がある事で面白いと同時に深く考えさせられる内容でした。
アンソニーが武士や武士道についての素朴な疑問を隼人や他の武士達に投げかけていくのですが、武士道のみならず多様性やアイデンティティにも触れてくる。だからか読み手も自然と考えさせられるので哲学的な面も併せ持つ作品だなと感じました。中でも「水」と「器」の例えは先生の優しさが感じられていいなぁと。
文中で様々な問題提起がされているように思うのですが、決して重くならない絶妙なバランスはさすが榎田先生です。ラストは2人の友情に幸あれ!と清々しくなる読後感でした。
あなたはあなたでしか無いのだから
2024年4月5日
エールを送るような感じがしたんです。出てくる登場人物の個性もそうなのですが、それぞれが持つ人生の傷や後悔、幸せだと思えた時の記憶など。いろんなものが積み重なって今を生きてる。どんな未来が来ようとも。それを選び、次はどこを選ぶか。あなたが思うものを選び取れるんだと。正解は無いけど間違いもない。栄子さんが素敵すぎる。型にはめすぎないったいじだな。読後に訪れる爽快な気持ちが最高です。
最の高でございまする
ネタバレ
2024年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物、それぞれが陰と陽の事情を抱えてはいるものの、冒頭の『マジで?』に全てを持って行かれました。こんなに楽しくて笑えて、でもちょっぴりシリアスなストーリー、読まない手はない‼予備知識なしで読んで頂きたい最高の作品です。
面白かったです。
ネタバレ
2024年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現代の武士制度っていう設定が斬新でした。厳しい祖父の元、武士になるよう躾けられた隼人。漫画のヤワラちゃんの爺ちゃんより、もっと厳しい。武士とは何か?アイデンティティとは何か?考え続けるアンソニーも自分を振り返りながら、友情を育んでいく。脇役もいろんなキャラクターがいて面白い。読んで良かったです。
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作家名: 榎田ユウリ
出版社: KADOKAWA
雑誌: 角川文庫