このレビューはネタバレを含みます▼
不登校になった少女が新しい土地で少しずつ自分の居場所を見つけていく再生の物語
いじめによって傷ついた心の揺らぎが丁寧に描かれており、子どもだからこその繊細さや強さが胸に迫ります
豊かな自然や地域の人々との関わりは単なる癒やしとしてではなく、主人公が前へ進むための大切な土壌として息づいている
また、子どもだけでなく、家族それぞれが抱える葛藤や選択にも深く切り込んでおり、親世代の物語としても読み応え十分
理想だけでは語れない田舎暮らしの現実にも目を向けながら、人が誰かに支えられて育っていく尊さを温かく描いた一冊です
読み終えたあとには、心の奥に小さな希望の芽が残る‥