ネタバレ・感想あり新データで読む地域再生 「人が集まる県・市町村」はどこが違うのかのレビュー

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数値で分析すると現状が見えてくる
ネタバレ
2024年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 行政区分上では同じ都道府県・市区町村という枠で分類されていながらも、各テーマごとの数値をベースにして国内全体を見渡すと、実際はかなり地域ごとに差が生じている点もあるということを認識できました。私が驚いたのはやはり「出生率」ですね。本書の収録データによれば半分以上の都道府県において20年近く前の数値よりは上昇しているにも関わらず、実際は国全体でみると少子化がますます進んでいるという現実を知って、地域再生の前に大きな壁が立ちはだかっていることを思い知らされました。また人が人を支えあうという構図に注目しても、例えば介護医療や公的サービスでは、現状を維持するためのコストや人手が不足している地域の多さが浮き彫りになっており、いかに早めに改善策を打ち出していく必要があるのか考えさせられました。
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