ネタバレ・感想あり色悪作家と校正者の結婚のレビュー

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10 おとな・こども、年寄り・若いの
ネタバレ
2026年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ご結婚!表紙もかわいい!やれめでたい!!
ドタバタと仕事まわりの人たちからコメディ感たっぷりに祝われて、幸せなことになっています。
マサスケの家族(横暴なお姉様も出たっ!)からも無事祝うべき出来ごとと認識されて。エビフライが思い出の味になりそうです。マサスケの祖父の言葉が1作目「不貞」の先生の言葉「先に逝く者の望みは健やかに生きろと…」と綺麗につながって、もうこれだけでも感服したし、感動的でしたが恐ろしいことにここまでは序章みたいなもので、真骨頂はこの後にやってきます。

思いがけず否定の言葉を浴びて足もとが崩れ落ちるような気持ちの二人。おなじみの人たちの思いが吐露されますが濃い!濃密!1回じゃ消化しきれなかった! 部分的にはピンと来ない内容もありましたがでも全然かまわない。思いやり、愛情、絆そういったものでとてもあたたかみを感じる最終巻でした。伴侶になろうとしている二人ですが、作家と校正者の関係がすっと浮かび上がる結末も憎い!

「たかさごや〜」はお祝いごとのまじめな座興の定番ですね(あれ?いつの話だろ汗)有名な部分はごく短いですが能の「高砂」自体が夫婦の和や長命、世の中の平安を寿ぐ演目なんですね。年かさの男性たちが男夫婦の二人にこれを贈るシーンは、「幸せになれよ!」の気持ちが見えるようでした。
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とても良い最終巻でした
ネタバレ
2026年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひとつの道を二人で示し、まだその半ばである彼らが出した答えを、最後までしっかり読ませていただきました。

本の中、文字の中でだけ生きてきた正祐が変わり、弱さを想像せず優位に強く生きてきた大吾もまた変わり。
不当に踏みつけられる辛さを知って、たくさんの大切な人から言葉を受ける幸も知って、負うのではなく持って生きると言った愛が、心に沁み入る最終巻でした。

あー、楽しかった。彼らの過ごした3年間、私も本の中で本に囲まれ、彼らと共に生きました。途中ドリアン・グレイと金髪宇宙人(本作のスピンオフ作品主人公)のロマンスも挟んで、仲間も増えて。これぞ、シリーズ物の良さ!

年を重ねた人生を小説のようなものだと、最近とある所で読んだ言葉が、この作品を読み胸にすとんと落ちました。
最後に老翁の提案で酒に助けられるのも良かったな。当日の様子は全員が格好良すぎるし、いい場だった。

また一緒に時を生きたいので、歳時記の方も読みたいです。
結婚まで見届けたよ!
ネタバレ
2025年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「不貞」から読み始めたこのめんどくさくも愛すべき2人が「結婚」するなんて思わなかったです!
「結婚」というはっきりした形にするなんて、ほんとに感無量です涙

あの「鳥八」でのケンカから信頼感を築くまで長い長い道のりでした
時にうんちくを語り時に昔の思い出の作品について熱く語り、気付けば周りには友と呼べる人も尊敬できる人もいて、正祐さんは人間と結婚するし(笑)大吾はおじいさんを見送る事ができた

完結巻で結婚というおめでたい巻でも先生はすんなりご都合主義なラストにはせず、過去に対する辛さや切なさもしっかりと書かれたのが心に響いた
ファンタジーのようなみんなハッピーなラストも大好きだけどこの作品にはそんな着色はいらないな
この2人の歩みがある意味ファンタジーでしょ、「不貞」の冒頭を読み返してしみじみこの2人がね、と百田さんと語らいたい
「不貞」を読んでから3年ほど楽しませていただきました、先生ありがとうございます。

篠田さん、最後に爆弾ありがとう
麗子ママ、最後に泣かされました
百田さん、いつまでもお元気で…
完結、二人の未来
ネタバレ
2025年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 著者があとがきで書いてましたが、確かにあの2人が結婚までというのに納得しつつ、お互い愛する相手に出会え、成長し、泥をなげつけられても、一緒に歩く。とても感慨深い最終巻でした。
お互いの両親への挨拶、職場の仲間や、友人、鳥八の百田さんへの報告。確かに、自分をとりまく人には知って欲しい、祝われることが幸せ。
だけど、大吾の母親に、まさかあんな言葉をあびせられようとは。同性の前に、人として投げつけてはいけない言葉。それほどまでに病んでいた、自分の母親を理解していなかったこと、生涯の伴侶を傷つけられた大吾の心痛。それを考える正祐の心情。
最終巻で、切なくて苦しくて涙ぐみました。
そんなときに、察してくれる仲間や友人、正祐の家族。あったかい人たちがいることで、救われる2人があってよかった。子供のときに、互いに祖父に育てられたことも、2人にとってよい道標となったことも、すべてこの巻に終結していき、感無量でした。
一応の完結
ネタバレ
2025年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二人の結婚は思ったよりも困難でとてもしんどかったけれど、本や祖父、家族思いや、友に囲まれて、正祐がとても強かになり、大吾も柔らかくなり、とても読み応えがありました。続きもあるとの事。楽しみです。
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得難い幸せ
2024年6月29日
「結婚」で終わるシリーズ最後に相応しいお話しでした。

人と人の繋がりが印象に残ります。普段は意識しない家族とか同僚とか身近な人達の存在の大きさを感じさせてくれました。

そしてこの作品を読んでいて人を一個人として理解する大切さ、その難しさという事も考えてしまいます。攻めとその母の関係は複雑ですね。
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作家名: 菅野彰 / 麻々原絵里依
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館