ネタバレ・感想ありるきさんのレビュー

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懐かしい!!
ネタバレ
2024年12月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアさんで出たの知り、普段使わない 小説のクーポンで購入しました。 今読んでも面白い! 懐かしい作品です。バブル時代丁度のお話。 親友のえっちゃんの衣装がまさにそんな感じ。 オシャレにこだわってる。けどドアを開けるのはどっこいしょ。 でも主人公のるきさんはバブルじゃないんです。個性的。我が道を行くです。 ハサミのお話とか頷いちゃいました。ボウタイは、アンシンメトリーとこの本で覚えました。笑 あ!るきさんは蜜柑を「おみかん」って言う。 おんなじ〜とかニヨニヨして読みました。 総ページ120p。解説はあの氷室冴子先生です!
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読み終わるのが惜しいくらい素敵な作品
ネタバレ
2024年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 紙の文庫本を持ってます。ただ文字が小さすぎて読みづらかったので拡大できる電子版はうれしいです。インターネットもスマホもSNSも無い時代。物語の世界はギラギラなバブルの真っ只中のはずなのに質素でトレンドに疎い(というか気にしない)るきさんのマイペースな生活にあこがれる…!友人のえっちゃんとの軽妙な会話が、個人的な事ですが今は亡き親戚のおばさんたちのやりとりにそっくりで懐かしく心が温かくなりました。
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泡沫
2024年7月10日
「天才ですので全部持っていてもいいです」
とPARCOブックセンターのポップに書かれてあったのが高野文子先生との出会い。
書店で買えるものはすべて買ったような。
電子になってまた読めるのはかなり嬉しい。

このお話はバブル期を描いたものです。女性作家がバブル期を記したのは、あと岡崎京子のpinkしかしらない。敢えて言えば家田荘子のバブルと寝た女達笑。軽々と飄々と日々が流れて行きます。
表現が拙いですがこの穏やかで浮世離れしてるんだけどひとつまみ程山椒が投入されてる感覚。
クレタガルボのような永遠の少女のような感じの柔和さ。
高野先生がご存命なのかわからないが、過去でも未来でもなく架空の世界の中でずっと、先生お元気かなあと思わせてほしいです。そんな感じ。
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作家名: 高野文子
出版社: 筑摩書房
雑誌: ちくま文庫