内容はかなりシンプルで、著者の提案は「どこかで誰かに既に言われたことあるな…」と感じるものが多かったですが、その「どこかで誰かに…」の数々を、著者が自らの実践から見出しているところがすごいし、説教くさくなく、説得力がありました。文章から著者の溢れる自信(嫌味もなく、胡散臭くもない)を感じて、こちらも元気をもらえる本だと思います。個人的には、著者に「完全に共感!」と驚いたり、「このダメな大人とされているのは自分だな…」と落ち込んだりしながら読みました。さらさら読めてしまうボリューム感と体裁もよく、紙版の紙面も気になりました。