ネタバレ・感想あり恋とか愛とかやさしさならのレビュー

(3.7) 3件
(5)
1件
(4)
0件
(3)
2件
(2)
0件
(1)
0件
たった一瞬のこと
2024年11月6日
悪いことだと知っているはずのこと。たった一瞬のこと。で、壊れてしまう、生活…というか、日常。遠目で見る分には、職を得て普通な生活を営み続けているのだけれども、もう戻れない、かつてあった、ややつまらないかもしれないけれども暖かい、日常。あれだけで?あの一瞬で。いくらそう思っても、その一瞬が無かったことには決してならない。一瞬の過ちの、怖さ。
読むとわかると思うのですが、その事件だけでなく、日常的な何やかんやにも「当事者」と「外野」がいて、当事者間のやり取りはどんなんでも「そうか」と思う、思えるんだけど、外野の罪が、すごくスゴく凄い。酷くて辛い。気楽で、酷い。自分もやった事あるだろうし、無意識にでも引き続きやってるんだろう。
意図的にやる場合は、自分は違う、と言いたいのだろうと思う。つまり、近しさがあると感じる気持ちを否定したい。だから実際やるタイプだという事でなく、もしそうだったら?を恐れる気持ちがあるタイプ。良く(?)言えば危機管理とでもいうか。でも、やって良いことでは無いはずなのに、そうと思わない無神経さがあるか、もしくはそうは思ってもやらずにいられない。理性で抑えられていない点では、確かに近い。外野もまた、自分自身の当事者なので。
そういう姿を様々な登場人物の繊細さや無神経さでみせる本作に、悪い事はしない。という当たり前の、でも些細なことほど難しいソレを改めて刻むとともに、登場人物達が、何も無かった頃とは違っても、穏やかな日常を、6~8割くらいは感じて生きられるようになってって欲しいと思う。願う。
今回紙の本で、カバー裏にSS付きサービスがある版のだったんですが、最後に追い討ちです先生… 日常を大事にしよう!!
(追記)別視点、両面から描かれる、ありがたい構成でした。しかもまさかのもう一人の当事者の背景やらなんやら。この本のことで直接語り合える相手がいないのが、とても残念。書ききれない
いいね
0件
うーん…うーん…
ネタバレ
2024年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一穂ミチ先生の大ファンです!が!
こちらはテーマがかなり重たいですね…。正直たった一瞬、といっても被害者のいる…性犯罪。
気持ち悪くて、登場人物のだれもが…。
これは題材が合わないせいです。自作を待ちます…。
ダメな人はダメだと思いますし、ダメージ受けます。
いいね
0件
分からなかった
ネタバレ
2024年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ んー。どの人の気持ちもよく分からなくて微妙な感じの読了感。半分くらいは彼女視点で別れるか彼を理解しようと悩んでる感じの内容だけど自分なら結婚前なら別れる一択だからか感情移入できなかったのかもしれない。犯罪に目をつむるのがありだとすすめる浮気男と結婚した友達の考えが一番理解不能。
それにお酒を飲んだ日ならおかしなテンションになりそうだけど翌日ってそれだけ飲んでたらだるくて性欲どころでもなさそう。そういう時の方がそういう気分になりやすいものなのか、、それにしても会の代表のような人がその辺にいると思うと恐ろしいな。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: 一穂ミチ
出版社: 小学館