ネタバレ・感想あり病案本 Case File Compendiumのレビュー

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ストレートとかの枠じゃないんだ
ネタバレ
2025年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ カテゴライズは重要じゃない(主人公達にはすごく重要なことだけど)。気持ちが向かってるんだ。やーもうこれはイチャイチャしないだろうなと思ったけどこれでいい。ぶつかりあう、もう憎しみが生まれちゃうような男前達からしか頂けない養分がある。甘露じゃない。苦いけど手を伸ばしてしまうやつ。こんなに相手を考えることってないよね。しかもふわふわあまあまではなく、追い出しても追い出しても頭に居座るやつ。2人して擦り切れていくようでもう心配だよ…もっとやってくれ、ついて行くから。組織もチラ見せだし、まだまだわからないことだらけ。続きが気になって仕方ないです。
今までにない取り合わせカプ
2025年1月10日
単話は追わず、最新2巻まで読みました。とにかく受け攻めが新しいタイプで興味深いです。
本気で反目しあっていた1巻から、ようやく2巻で攻の執着とか依存とかが色濃く漂いはじめますが、これがラブかと言われるとウーン…という感じ。受は心底拒否していますので、今後どういうBLになるのでしょう。

ストーリーは、人間関係+受兄妹の両親死亡事故から連なる何がしかの因縁や殺人事件を背景に展開していきます。
攻めの精神疾患、受けの過去と秘密、そして謎の組織なんかもいたりして、それがどう絡み合っていくのかとても面白いです。

人物描写を丁寧にされる作者様で、端役に至るまで描き込みが細かいです。モブが喋りすぎるなぁ…というシーンも多数あったり……。
でもその分、メインの2人についてもしっかり描写をされているのでとても楽しめます。
2巻は2人のシーンが多いので、私のように1巻でめげそうになった方は頑張ってみて欲しいです。年下学生攻✕医者受です。

あと、2巻の巻末に本国連載時の話ごとの作者コメント欄が、飛び飛びではありますが1〜70話分まで収録されています。
なろうの後書きみたいなものかと思いますが、これがすごく嬉しい!
小劇場はもちろん、作者さんの考えなども知れるので出版社さんに感謝です。3巻以降もぜひ続けて頂きたいです。

そしてお願いといえば、表紙。
帯なしバージョンも収録してほしい……。
せっかくの素敵イラスト・デザインなので、どうかどうか。
分冊版の、ハーユーの肩口が2巻に重なってるのも素敵なんです。

現在、話連載が再開されたようですね?
もう少しで3巻分溜まるのかな?と楽しみにしています。
1冊に35話ずつ入っているので、本国サイトの話数から単純に換算してみると、番外合わせて8〜9巻くらいになりそう??
最後まで出版していただけますように。

地雷避けが難しいという旨を作者様自身が記述されていますので控えますが、受けが相当にタフで、相当に可哀想です。
そこがめちゃくちゃイイんですけどね。
がんばれシエチンチョン……
blの醍醐味が詰まりまくっている
2024年12月23日
徹夜して夜更かししてゾクゾクしながら読み進めた作品です。今まで読んできた中で群を抜いて面白い。水と油なんてこんなんなんぼあってもいいですからね。
ユーモラスでディストピアで過去と現在がそれはもう綿密に絡み合った濃厚なbl。読んだのは今年の2月だけどそれから10ヶ月,,。いまだに引きずっています。私もこんな小説を書こう。出会えて本当によかった。女でよかった。記憶を消したい。
途中までは読むのが辛かった
2025年1月8日
全体的に暗い描写・展開が多くて主人公2人の性格も受け入れられず、1巻にはBL要素がほぼ無いので2巻の途中までは読むのが辛かったです。
2巻中盤からBL展開になり攻めが別人のようにワンコ化するので、そこからは楽しく読みました。
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作家名: 肉包不吃肉 / 呉聖華
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: すばる舎
雑誌: Pleiades Press