ネタバレ・感想ありなんでも屋ナンデモアリ アンダードッグのレビュー

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人生に立ち止まった若者達の物語
ネタバレ
2025年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20年前のお話しの電子書籍化です。

自分はドラフトされプロ野球選手になると信じていた高校生。尊敬する父と同じように料理人になったけど、才能が無くて借金をしレストランを潰してしまった若者。母のように世界的なピアニストになれなくて、でも作曲家として成功したけど真の才能と出合いその道も挫折した人。そんな3人が出会い寄り添い、なんでも家を始める、とここまで来るのに1巻を費やします。そして2巻にて真の才能を持った自由人の作曲家も登場。若者は昼行燈だし、作曲家は2人とも常識を持たない人間、普通なのは野球選手に成り損ねた彼のみ、と少々コメディ入った感じでお話しは進み、いつかの愛の形を見せてくれます。生まれる前からずっと一緒で、友達の好きも他の好きも混ざった好き。自分が唯一無二でもなく一番でも無いだろうけど、でもそこに居て欲しいと思える、だからそれが愛。優しいけど現実的でこれが大人の愛というものなのでしょう。

作品中いわゆるのそう言うシーンは全くありません。

この先生の書かれる女性は強くパワフルでいいですね。元妻で元妻2の現恋人の彼女はいいキャラです。
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作家名: 菅野彰 / 麻生海
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館