ネタバレ・感想あり貴なる公達アルファと情男オメガのレビュー

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読みやすい平安
ネタバレ
2025年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買い。平安言葉出てきてもわからんと思いつつ、開いてみると読みやすくて安心。おかげで肝心のBL部分を楽しめた。
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雅な世界観を堪能しました
ネタバレ
2025年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代考証や語り口など現代に寄せて書かれるのか、それとも古典調にぐっと寄せて書かれるのか。古典を読み慣れていない層を意識しすぎると注釈ばかりになりそう、でも現代の文章表現に寄せると平安の雰囲気はどうなるだろう?など気になりつつ読み始めました。

読後は、あの時代の上下関係の距離感、雅な雰囲を大切にしつつ現代の口語調もあったりと読みやすさ、
ライトノベル、BLというジャンル、レーベルの読者層などを考慮して書かれているなのかなぁと素人ながらに感じながら拝読しました。りんこ先生 三原先生の表紙挿絵も素敵で、あとがきを読んで墨谷先生ありがとうございますと感謝の合掌でした。晴通かっこよ。。

悪に堕ちる者と堕ちない者の差はどこにあるのだろうか。その分岐点で選択が違えば晴通も堕ちていた可能性があっただろう。その違いは持って生まれた性質ということだけなのだろうか。そんな風に日々の生活のなかで作品の世界にあれこれ想像を飛ばすその時間も楽しい。そんな楽しみ方もしている作品です。
これは無い
ネタバレ
2025年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 平安もの、架空平安もののBL小説はつい見つけ次第買ってしまいますが、これに関してはまるで趣味と合わなかったため物語の7割程度読み飛ばしました。
位も高く志も清い公達×虐げられていた両家の息子、の架空平安オメガバースBLです。

終始受けが泣きます。ずっと身の上を嘆いて泣いて、攻めが慰めて。そしてさっさと惹かれあって結ばれます。しかし受けは身を引こうとしたり、ネガティブな発言ばかりですが、攻めにとっては健気と映る様子でした。
やたら子供たちが出てきて世話をしたら懐かれて、最後は急に呪いや陰陽の話になり、呪いを破って再度結ばれてハッピーエンド。

あまりにも安い展開、キャラクターの安直さ、平安ものなのに口語的でパーーン、という擬音が描かれていたり、子供たちが「でしゅ」みたいな架空の子供の口調な安っぽさ、そして挿絵のイマイチさ。
全て駄作でした。
せっかくの平安舞台、身分差、乗り越える愛、もっと雅で美しく書けそうな題材なのに、全てが上っ面な印象でした。

ただど素人には平安ものは架空であっても書けないものですから、その辺は単純に凄いと思います。専門的な用語やしきたりが多いので。それを加味して星2にしますが、物語的には0でもいいくらい自分には合いませんでした。

深く考えず、可愛い子供と戯れてイケメンと結ばれる健気な受け、という題材だけを楽しめる方でしたら、読んで損はないと思います。
重厚な世界観や平安特有の世界観の緻密さ、雅で物悲しい身分差などをお求めの方には合わないと思います。
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