よくある物語ではあるが、とにかくバランスがよく、読みやすい。
考察系主人公の、いちいちはじめに迷う感じとかがあって、判断が遅い感じはあるが、そのグダグダ感が比較的短く済ませているとか。ハーレム系ではあるが、ちゃちな嫉妬とかのスケールの小さいラブコメがあまりないとか。回りくどい陰謀とかもクドクドと書きすぎないとか。
よくある萎える要素をできる限り抑えたバランス感覚とかが素晴らしい優れた作品。
ただ、この価格帯で星5つけるならギリギリではある。読んで損しない良作ではあるが、個性際立つ傑作とかまではいってないので、コスパ的にはよくない。
低価格帯の文庫本のレーベルだったら、読むべきレベルだけど、定価が倍なので、そこまでの価値があるかに関しては微妙ではある。ただ、高いのに分量も少ないような作品とは違うので、価格帯を考慮しても悪くはない。