このレビューはネタバレを含みます▼
13世紀、騎士と城を舞台にしたド・レーシー家シリーズ
『悪魔の花嫁』妹編のその後を描く本書『尼僧院から来た花嫁』は兄編
妹編が優等生カップルなら兄編は愉快なケンカップル
妹編も十分面白かったけど、兄編は尻上がりに面白くなっていって
結果、満足度も完成度も兄編の方が上!!いや〜これぞ、ハッピーエバーアフターよ!!
ただ注意点と問題点が…
面白いのは間違いないです。シリーズものでも面白い話は単独で読んだとしても面白いものですが、
このシリーズに限っては妹編『悪魔の花嫁』小説版(コミック版でなく!!顔が見えないという謎が台無しだから)から時系列順に読むことを強く強く勧めます!!
だって、ほんとに続きだから〜前作の続きから始まり因縁を理解したうえで話が進むので、これが注意点
そして問題点は、ここまで強く時系列順を推したにもかかわらず、肝心の小説版『悪魔の花嫁』は現時点では電子化されていないということ〜
なぜだ〜!!
電子化を待つか紙書籍を探すか時系列順を捨てるか、私は紙で読みました。
●ストーリー
王命により、仇敵の姪を花嫁に迎えるヒーロー・ニコラス
嬉々として復讐のはけ口に虐げる気満々(性格が捻じ曲がってます)ですが、ヒロインがへこたれないうえに鈍感で、周りもあったかく見守るスタンスで全く復讐劇になりません笑
逆に、ニコラスが無自覚に傍迷惑なほど溺愛大魔王化していく過程を楽しむ話。
★ここが好き!!
途中、病に倒れたヒロインをニコラスが献身的に看病するシーン。
不覚にも涙が…、極めつけはヒロインのうわ言!!これ、ツボなんです!!
笑いあり涙あり、脇を固める召使いも部下も個性豊かで、前作の妹夫婦も重要な役どころを担い、ド・レーシー家シリーズのエンディングに相応しい、文句なしの大満足のラストでした!