ネタバレ・感想ありエルフたちの愛しい宝玉は森の中のレビュー

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たまらん
ネタバレ
2025年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美しい双子のエルフに溺愛されちゃうお話。
物語のはじまりは主人公が不憫で不憫で…。
でも主人公を貶めていた者達にはきっちりザマァがありますし、ひたすら嫌なヤツだったセザールの改心やその後のふるまいには心を打たれました。
物語としても面白く、何よりこの作家さんのエッチシーンには鼻血を噴きそうになります。
この作品も、期待以上に濃厚で血管が切れそうになりました。
買って損はございません。
合わない作風だと知って買うべきだった
ネタバレ
2025年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに三角関係や攻め2人ものを呼んでみるかあと思い手を出しましたが、失敗しました。
多分この作者さんのことが普段から好きでこの作風が好みだという方は多くいらっしゃるのかもしれないですが、私がこの作品を読んで改めて思ったのは「受けと攻めは複数要らない。唯一無二の存在でいい」「意思を捻じ曲げられて快楽に落とされる話は、全く好みではない」でした。
ですので多分私はこの作者さんの作品を買うべき客層ではなかったと思います。

お話ですが、前半は駆け足で受けの境遇とざまぁすぎるくらいのざまぁ展開が怒涛のように続き、後半はエロと快楽と神々の話でした。
本当に好みではなかった。
まず最初に怒涛のようにざまぁ展開が来ますが、そもそも伴侶を見つけた!というのも魂に惹かれたという大したエピソードが無いものであり、その上攻め2人が受けを助けまくって周りを責めてあっという間に受けの地位は回復するわけですが、こういうざまぁ展開ってもっと後に来ないと何も響かないです。しかも神のような存在の攻めたちなのでチートな上、受けへ突然の無償の愛を捧げる理由は「伴侶だから」でしかない。なんなんだろうそれは。

極めつけは後半でした。受けを騙し討ちのように快楽の楽園のような所に貶め、受けは最初かなり反発しつつも、すぐに聖母のように受け入れていましたが…全くもって無理でした。ショックでした。無償の愛は攻めたちの個人的な概念による囲い込みでしかないですし、そこに受けの意思なんてひとつも無い。ただの性暴力に思えてしまった…愛があればいいのですかそれは?神に近しい存在なら許されるという設定なんでしょうか。

最後受けが攻めたちを愛すると決めた事や、そのために戦った事はとても良かった。でもその後また快楽の楽園エピソードが来てしまうと、私はとことん萎えました。
むしろ悪役三下の義兄弟とのエピソードのほうが、私的には余程良かった。

ご都合すぎるざまぁ展開、意志と承諾のない行為、これらが私には心底受け入れがたかったのですが、作者さんは多分このような作品を多く書いていて支持を得ている方なのでは無いかと思いますので、私が調べず買うことが間違っていたんだと思います。

文章力や戦闘の描写等は好きでした。
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作家名: 宮緒葵 / 央川みはら
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 笠倉出版社
雑誌: CROSSNOVELS