このレビューはネタバレを含みます▼
運命の恋を成就させたはずの女性が、死別を経て「その後の人生」と向き合う姿を描いた恋愛小説
高校時代の憧れの教師との結婚というロマンチックな始まりを持ちながら、介護や看病、喪失といった現実が積み重なり、人生の選択を改めて見つめ直していく過程が丁寧に綴られる
新たな恋に踏み出した彩香が求めたのは自由でしたが、人と人が関わる以上、都合の良い距離感だけでは済まされないという真実も浮かび上がります‥
恋愛を美化せず、それでも人が誰かを求める理由を誠実に描いている点が印象的
運命とは与えられるものではなく、自ら選び取り、ときに手放すものなのだと感じさせる読後感の良い一冊
花言葉を織り込んだ章立ても物語に奥行きを添えていて?