ネタバレ・感想あり愛じゃないならこれは何のレビュー

(4.0) 1件
(5)
0件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
人の心の危うさと切実さ
ネタバレ
2026年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛とは、本当に相手を思う気持ちだけで語り尽くせるものなのか――そんな問いを、六つの物語が鋭く突きつけてくる短編集

登場人物たちの感情は一途で純粋だからこそ、ときに常識や倫理を越える‥
誰かを求める執着、憧れ、嫉妬、救済への願いが複雑に絡み合い、「愛」と一言では括れない感情の輪郭を鮮やかに描き出しているのが印象的
短編ごとに切り口が異なるため飽きることなく読み進められ、読後にはタイトルの意味を改めて考えずにはいられません

恋愛小説でありながら、人の心の危うさと切実さを深く見つめた、余韻の濃い一冊です
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: 斜線堂有紀
出版社: 集英社
雑誌: 集英社文庫