ネタバレ・感想あり転生した社畜ですが見た目は極上なエルフですのレビュー

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ストーリー面白い!でも表紙買い勢は注意
ネタバレ
2025年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 塩顔三十三歳の社畜SEが過労死し、ゲームの世界に転生するお話です!設定はあるあるですが、他の転生もの作品と違う解釈もあって新鮮で面白かったです。転生ものファンタジー大好きなんですが、どのタイプの設定かによって得手不得手あるので、同じような方いらしたら参考にしてください!主人公は前世記憶と一人称も全て最後まであり、自分です。身体の持ち主(エルフの美少年)の記憶はありません。なので思考も口調も結構普通にその辺にいそうな男性って感じですハイ。表紙の美青年エルフちゃんの感じはゼロです。でも良い奴で、なんとか物語と登場人物たちを救おうと必死になって戦います。良い奴です。ただ、個人的に色気と可愛げもうちょいあっても良かったなぁ、なーんて。あと攻めのエルフ王も凄くスパダリです。でも可愛げもあって、主人公が割と達観してるので、これは年下攻めか?!みたいな雰囲気すらあります!(笑)で、ですね。ここからちょっと注意喚起といいますか、物語の終盤で起こる事象のネタバレします。ストーリーとか犯人のネタバレではないですが、私的にめちゃくちゃ購入前に知りたかった事なので…。でも知ってたら新刊で定価では買って無いかもしんないから、先生と業界に課金出来たしまぁ良っか!でも買う前に知りたかった!(しつこいw)知りたくない人は回れ右してください!…………あのね、エチは最後の最後に1回あります。なんですが、その前に物語の紆余曲折の影響で主人公の容姿が表紙の美青年から、前世の33歳塩顔の中肉中背姿に戻っちゃうんです(泣)転生じゃなくて転移?みたいな感じになります。まぁ、イラストが笠井先生なので、ちゃんとイケメンには書いて下さってます。が!!!!が!!!!私は表紙の美青年に惹かれて買ったので、そこだけが、ちょっとなぁ~~~~~。って感じでした!攻めは姿形なんて関係ない!とのこと。たぶん、フツメン受け、男前受け、年上受けが好きな方にとても刺さるお話だと思います!でもその性癖の方、この表紙で釣れるのかな?ホイホイ釣られた私は、どっちかとゆーと受けは華奢で気高く年下が好みなので、こちら表紙買いしたんですけど、ちょっとチャウわ…て感じでした。でも本当にストーリーはとても練られていて、整合性もあって、さすがベテラン作家さんだなと言う感じで安心して没頭できました!総合的にはとても面白かったですよ!
異世界転生物ではあるけど
2025年8月25日
物語の7割読んでもBでもなければLでもないと言う…。ただのファンタジーを読みたくてBLを読んでいるわけではないのでね。
途中から苦痛になってきて、どうにか最後まで読みましたが、恋愛的な要素を求めるよりもファンタジーが好きだって方におすすめします。
好きな人は好きな人作品だと思う
ネタバレ
2025年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ エルフの王×ゲームの世界に転生した社畜、の異世界転生ものです。

多分作品としては好き嫌いが別れそうでした。
物語は突然転生した元社畜がゲームの強制力を解くために奔走し、その実直さに攻めが惹かれていくという話かと思います。
自分が好みではなかったのは、エルフや勇者が出てくるようなファンタジー作品でありながら、終始ゲームの世界という前提で話が進むことです。ゲームのルート取りの話、設定の話、バグ、強制力を断ち切るための方法がPCとプログラミング……。
それが面白い!て方が居そうな反面、自分はファンタジーや異世界転生に求めるロマンスみたいなものが感じられず、終始現実を感じてしまってのめり込めませんでした。

また終始結構なご都合主義で、受けが攻めに忌憚なく発言する事でやたら攻めに気に入られてタメ口でいい、と直ぐになってしまうことや、受けの取り入れるシフト制の話が成功したり、受けの正体を直ぐに攻めが受け入れたり、攻めがいきなり受けに告白して受けもゲイでもないのに受け入れたり、そして極めつけはプログラミングで新しい武器を作っちゃおう!いろんな弊害も全部どうにか解決でめでたし!ていうのが……うーん。ご都合主義てんこ盛りという印象でした。主人公勇者の存在も謎だし都合のいいガイド役でしかなく、最後受けの見た目が現実世界のものになってもみんなOKという謎補正…。

その上最後魔王軍に立ち向かう!俺たちの明日はこれからだ、でエンドというのが中途半端に思えて。魔王も倒したって言う後日談とかの方が、もうご都合主義を詰め込んでいるのだからスッキリしていいのでは。

作者さんの頭の中でゲームの展開がきちんと描かれているのでしょうが、終始読者としてはその辻褄合わせのためにご都合主義が展開され、さらに突然くっついた受けと攻めのBL展開という風にしか思えず、ファンタジー作品の良さみたいなロマンスも感じず、好きな作品ではありませんでした。

ただ、多分こう言う話が好きな方もいると思います。プログラミングで解決するなんて面白い!とか、ずっとゲームのルートに関する話の方が楽しいとか、BLも王道でいいとか、そういう風に楽しめる方もいると思いますので、全ての人に合わない作品とかではないと思います。
自分には合わなかったので、申し訳ありませんが途中からほぼ飛ばして読み流しました。
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