ネタバレ・感想あり烏天狗の元女房は、あやかし世界でご飯処をはじめます~あの世とこの世の狭間で、両想いの元夫にほっこり癒しの一食を~のレビュー

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浸っていたい世界観
ネタバレ
2025年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。
恋愛小説を書く作者さん、という印象を持っていましたがライト文芸色の強い作品でした。
舞台の物語は、主人公である小藤が営む小料理屋。そこにふらりとやって来るのは、死にかけているのにその自覚のない人間の魂です。
彼らは他人には打ち明けづらい、悩みを抱えています。
夫に浮気された女性、親しい友人の出来ない青年、ブラザーペナルティを真正面から受け止めてしまった女性。
小藤の穏やかな寄り添いに、固くつぐんでいた口と、心を開いていきます。
その過程がとにかく丁寧で、表現力が豊かで、読んでいて胸に迫るものがあり泣いてしまいました。
同じ悩みを持ってる人、きっといるはず。
ただ辛いだけでは終わらない。キャラクター達は大変な中でも腐らず、前を向いていきます。魂の行き先はさまざまでしたが…。
小藤と元旦那の過去も、シンデレラみたい。そこから辛い展開もありますが、二人は新たな関係を結んでいます。
キャラクター達が魅力的で、もう少しこの世界に浸っていたいと思いました。続編、心から待っています。
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