試し読み段階で、面白さはもちろんある種の安心感もある。
というのも、一か所結構情報の洪水っぽく感じる割にすんなり入ったというのもあり、この読みやすさはちょっと事だぜってことで持続型のプラス。以降はありませんでしたが、次巻でそういうのがあったとしても読みやすいだろと。
次が気になりすぎるし、あとがきでなるほどなぁとなって、まあ面白い。
……web版読みに行ってきました。……ので比較的?な感想。
作者さんの書きたいと読者の読みたいが、ズレてた。
web版はプロローグ以降妹ちゃん側がほぼずっと、主人公はダンジョン行ってるんやろうけど、登場せず。というか読感的に主動になっていなくて設定だけ入ってきたような感じ。
でその妹ちゃん側はグダってるし、見せんほうがいい隠し設定垂れ流し感。書籍と反して、何と言うか変わり種の短編を書いたつもりでそっちがテンプレみたいな仕上がり。
書籍から入った人からすると知らんうちにのんびりが終わってた残念感が強い。
変な例えだが、戦場というテーマでプラモデルの「ステージ」を作るというお題で、壊れたロボをいくつか形を残したまま置かれた「戦場跡」を作った、みたいな。エース機を置くにしても狭く、ポーズも満足にとれない。要はテーマに対するコスト配分がズレてる。
だから2巻ギリギリ出せるらしいけど、出版社さんついてないとweb版のこういうのもいいという面白さを越えない、金を出す意味では価値に不安がある(方向を整えれば面白い)ものになってまうんちゃうかという、書籍になって上がった下がったじゃなく方向性の問題だと思う。
書籍版は「現代ダンジョン配信系」。web版は「現代ダンジョン物」と考えると総数も、少し昔に読んだものも含まれる感じ。コメントがちゃんと面白ければ良作の印象を付加できるし、web版のスタンスも逆に奥深さに繋がる。
期待は依然あるので……
ほんとよろしくお願いします。書籍でジローに会いたい。