このレビューはネタバレを含みます▼
総じてシルキーで、何処かノスタルジック、
この2冊の作品集の中から、描き直して単行本に仕上げているものもある。
『辺境で』(243頁)短編一本・連作作品二本
①STEEL BLUE
貧乏美大生の卒制にかける意地、ガツンとくる青臭さが良い
②靴紐を結べ!
「おんさのひびき」になる連作作品、こちらも良い
③辺境で
表題作。「犬釘を打て!」になる連作作品、鉄道の敷設が国策だった頃の
過酷な現場を描く。某大陸横断鉄道として読むと・・・
『分光器』5編・305頁
①箱型丸目
世紀の変わり目の初日の出を、レストアした車で見に行く学生達、
旅立つヒロインへ万感の想いを込めて・・・
②星が奴を殺す。その前に
主人公はその笑顔に「負け」たのだろう、
だから許せなかったのだろう、犯人を、自分を。
③堰
これはネタバレしたら怒られるヤツ🙇♂️
④エイス ”エリン・ブロコビッ◯未満“篇
エイス(全3巻)は完読、エリン・ブロコビッ◯(映画)も観た、
だから理解できるのですが・・・
⑤靴紐を結べ! ”透明讃歌“
ゲートルで始まり、長靴で締め、私は安全靴が機能的で好み。
長い?