ネタバレ・感想あり伊図透作品集のレビュー

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バーゲンで \(^o^)/
ネタバレ
2025年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 総じてシルキーで、何処かノスタルジック、
この2冊の作品集の中から、描き直して単行本に仕上げているものもある。

『辺境で』(243頁)短編一本・連作作品二本
①STEEL BLUE
 貧乏美大生の卒制にかける意地、ガツンとくる青臭さが良い

②靴紐を結べ!
 「おんさのひびき」になる連作作品、こちらも良い

③辺境で
 表題作。「犬釘を打て!」になる連作作品、鉄道の敷設が国策だった頃の
 過酷な現場を描く。某大陸横断鉄道として読むと・・・

『分光器』5編・305頁
①箱型丸目
 世紀の変わり目の初日の出を、レストアした車で見に行く学生達、
 旅立つヒロインへ万感の想いを込めて・・・

②星が奴を殺す。その前に
 主人公はその笑顔に「負け」たのだろう、
 だから許せなかったのだろう、犯人を、自分を。

③堰
 これはネタバレしたら怒られるヤツ🙇‍♂️

④エイス ”エリン・ブロコビッ◯未満“篇
 エイス(全3巻)は完読、エリン・ブロコビッ◯(映画)も観た、
 だから理解できるのですが・・・

⑤靴紐を結べ! ”透明讃歌“
 ゲートルで始まり、長靴で締め、私は安全靴が機能的で好み。

 長い?
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作家名: 伊図透
出版社: KADOKAWA