ネタバレ・感想あり三代目山口組若頭 猛将山本健一のレビュー

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伊賀和洋先生が熱筆する関西の市街戦
2025年12月6日
伊賀和洋先生の作画を目当てにあまり読んだ事の無いジャンルを買って読んでみた
原作の東史朗は西脇英夫先生の別名

伊賀和洋先生は銃や刃物によるアクションが巧みな劇画家なので
銃は相変わらず格好良い
撃たれたヤクザの頭蓋骨が損壊する表現も面白い

伊賀和洋作品では定番の、驚いた人物が『ギョ』となる擬音も見られたし
ヤクザが愛人や売笑婦と性行為する絵も少し有る
作品に描かれたヤクザは大きな刺青をしている者もいる

ヤクザがSW M19などのマグナム弾を撃つリボルバーや
HK MP5AのようなSMGを用いている
アメリカやヨーロッパから銃や弾薬を密輸したか或いは横流ししない限りは手に入らない
たぶん劇画に相応しく格好良い正規の銃を描いただけで実際は安っぽい銃だろう

実在したヤクザどもが
一般人も集まる喫茶店やクラブで
一般人まで銃弾で怪我させたというのは過去の事件でも許し難いと感じた
喫茶店ジュテームで話し合いのはずが一方的な銃殺事件をしでかしたり
西成に屯するバカな不良の愚連隊に過ぎない大日本正義団が
ナイトクラブのベラミで一般人まで巻き込んだ結果
扱いに窮した身内によって惨殺されているのがいい気味だと感じた
隠れ家で寝ていると同じヤクザによって粘着テープで縛り上げられ
六甲山の山林にて拘束されたまま刃物で刺され埋められたと警察の調べ通りに描かれており
死体は腐乱するまで見つからず今も実行犯すら不明だという
六甲山は子供連れ家族が憩う場所で
大阪や兵庫や和歌山をヤクザどもは荒らし回り繁華街や住宅で発砲し続けていたというのは腹立たしい

ヤクザどもが居るからこういう劇画が描かれて自分のような不明の者にも知る所になる訳であり
劇中で取り上げられた事件は映画の題材にもされているが
自分なら地元を舞台にした実在のヤクザ映画を観たら面白くない気持ちになる
自分は使わない語彙だが
『空気を入れる』『オトシマエ』のような慣用句が元々はヤクザの使うスラングな事も知れた
ひ弱な人ほどヤクザを美化してヤクザ言葉を使いたがるしヤクザのような銃での暗殺も美化したがる

伊賀和洋先生の劇画として迫力と臨場感あり人物や銃の作画は素晴らしいし
美化もさほどなされていないので興味深く読めはしたが
先生にはもっと別の原作でまた名作を描いて貰いたいな
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