ネタバレ・感想あり家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録のレビュー

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考えさせられる
2022年5月30日
被害者御遺族のノンフィクション手記でした。
アッサリめの漫画描写ですが、内容はただただ辛いものです。

淡々と冷静に事実だけが語られる話は、静かな川面のようで 余計にたまさんの八年間の残酷さが身に沁みます。
何の落ち度もない善良な人がある日突然命を落とす…
犯人が逮捕されても救いはなく尚も苦しむ…

御遺族の立場をなんとなくわかった気になっていた面もあったな、と反省しました。苦悩を真摯に伝えたいたまさんの気持ちがありがたい一冊でした。
読ませていただけて良かったです。
犯罪被害者遺族
2025年3月2日
漫画は、どれだけ画力が不足していても内容さえ良ければ名作となるものだ。この作品は所謂ヘタウマでさえない。しかし読む価値は十二分にある。特に死刑制度の存廃を考える上では必読の書と言える。拙い描線から、空白から、登場人物の慟哭から、あらゆる感情が伝わってくる。この現実を形にするにあたり作者は業のようなものに突き動かされていたかもしれない。最愛の家族の物語を形にしてくれたことに感謝したい。

星4としたのはどうあってもその画力が許容できない人がいるだろうことと、被害者および被害者の縁戚に対して第三者的無力感を痛切に感じるからだ。それはつまり当事者だからこその迫真の表現力ゆえだが、メンタルが揺らぎやすい方には勧め難い。
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実録
2023年2月16日
父親を殺された作者の実録漫画。
継父だけど母の死後も精いっぱい育ててくれた父なのに、実父じゃないってだけであんな心ない言葉を掛けてくる人がいるの信じられない…
少年院とか刑務所に置いて犯罪者に読ませたい本。
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作品で伝えたかったこととは何か
ネタバレ
2022年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きだった家族を理不尽に失われたことでの作者ご自身の体験や感情を丁寧に描いてありました。
当たり前だけど被害者は戻らない。現実とはとても理不尽。
家族が無事生きていることが、笑って過ごせることがどんなに幸せなことなのか、それを当たり前にせずに大切にしてほしい、そういう願いもちゃんと描かれていました。
作者は自分にとってとても毅然とした方ですが、それでも「父」にささやかな事が出来なかった(※ささやかとは最初私が思った事です。作者は全然そんなこととは思っていません)と、後悔するのを何度も繰り返されていました。そして悲しみを乗り越えるのはとてつもなく長い時間がかかるだろうことも予感させるラストだったと思います。
普通の日々は色んな方が支えてくれて、そして他人は誰かの大切な人ということもとても胸に刻んでいきたいと思った漫画でした。
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しんどい話…
ネタバレ
2022年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 突然の別れ。。。作者さんのケースは最悪で、犯人は憎いですよね。
他にも、事故や病気で…のケースもありますけど、喪失感はとても大きいです。
気遣いながら一緒に居てくれる人が、いれば病まずにいられたかも??…とも思いました。
こーゆう時は、一人で居たら沈んでくだけです。
故人の為に、沢山お経を上げて、自分の心を落ち着ける…というのも、アリです。
でも、犯人捕まって、無期懲役…なら、下手に模範囚になんかならずに、ずっと居ろ!!って感じですよ。
あと、加害者家族には、必要以上にキツイ事を言ってくれるな…って思います。
やっぱり、追い詰め過ぎて,ジサツ とかされたら嫌ですし…
こちらの家族、まだ、誠意がある方だと思います。8年もずっとお墓参りしてますし…
交通死亡事故の加害者、1回も無し…って人も居ますしね…😓
こちらは、悪質でなければ刑務所にも入らず…だったりするけど。
でも、いくら相手が悪くても、「因果応報」であんまり酷い事して、その内 自分や家族に不幸が…とかなったら怖いし…
作者さんも、あまり憎しみに囚われず、幸せになる事を目指して欲しいです。
亡くなったお父さんも、そう思っている…と思いますよ。
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誰にでも
2021年11月17日
毎日生きているのが当たり前ではないのに、日常を必死で生きていると、そんなことは考えないですよね。
事件、事故、病気…自分も大事な人も思いもしない事で、ある日二度と会えなくなるかもしれません。
そういう事を今一度考えた本でした。
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内容はいいけど、、。
2019年7月9日
なぜ、モノローグだけでなくセリフでも「父」「母」と呼ぶのだ?
「お父さん!」ではなく、「父!」って、違和感があっていまいち没入できなかったのですがそういう家庭もあるのか?
苦しかった
ネタバレ
2017年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 家族が突然いなくなる、残された家族の辛さが本当に苦しかったです。こういうものを見るたびに日本の犯罪への甘い量刑に憤りを覚えます。
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ただただ理不尽…。
ネタバレ
2016年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ しゃくりあげて過呼吸になるほど号泣しました。
理不尽…ただただ理不尽…。
優しくて子煩悩な父と、父親思いの素敵な作者さん達。何の落ち度もない家族に、ある日、父親が奪われるという、最悪の悲劇が訪れます。なぜうちの家族が…。優しい父がこんな形で亡くなるはずじゃない…。作者さんの悲痛な気持ちに涙が止まりませんでした。
犯人に対しては、私も許せない、●してやりたい気持ちになりました。
また、心情的な内容ばかりでなく、現実で起こったこと(裁判や加害者親の謝罪など)もきちんとまとめられています。
どうぞ、作者さんをはじめ遺族の方々の心が、少しでも軽くなり、笑顔の増える日々がやってきますように。
そしてお父様へ、謹んでご冥福をお祈り致します。
しんどかった
2018年1月7日
犯罪被害者家族の方の思いが痛いほど伝わった。また、生々しい思いや恨みは読んでいると結構重くてしんどかった。常にこういった犯罪に接している警察や検察の方々は大変な仕事だと思った。
読んでよかったが、また読みたいという気持ちにはならなかった。
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