前作でも「詰め込みすぎ」と書きましたが、今作は更に池山田さんが自分の好み、趣味の萌えを詰め込んでる印象でした。
池山田さんとよっぽど趣味の合う方は、描いてくれてありがとうと言わんばかりにハマるのかもしれませんが、そうでない私は全然ついていけません。申し訳ないですが今作はもう1巻目で興味が失せました。
何がなんだか分からないし、池山田さんが描きたいものを描いているだけで、自分が楽しいだけで読者が楽しいと本当に思っているのか不思議です。
とにかくキャラが多い。そして、まだ出てきていないキャラのことまでも「今後こんなキャラ出るよ!こんな展開を描くよ!」とバラしすぎで萎える。
どうなるのかな?!というドキドキ感を読者に与える気がない。自分がこれからこんなの描くから見守ってね!と子供のようにバラされても…。先の見え過ぎてる話をわざわざ見守るのはしんどいです。
なぜ池山田さんの作品がこんなに人気なのか、特別扱いされてるのか私には疑問です。翠くんまでは普通に好きだったのに、人気すぎたせいで我が道を行き過ぎる漫画を描かれるようになってしまったのでしょうか。
原点にかえって、主人公一人、相手の男の子も一人の真っ当なラブストーリーに挑戦してほしいです。
今でも描けるのでしょうか。
余計な萌え設定を全て取り除いた池山田さんの作品が読んでみたいです。運命の恋や見守る恋はもう飽きました。ワンパターンなら今後読む価値は見いだせません。
ずっとファンの方は池山田さん信者かなと思ってしまいます。辛口で失礼致しました。